益々増えるカタカナ語(文化庁調査結果)

文化庁の平成27年度「国語に関する世論調査」によると、日本語の中でのカタカナ語の使用頻度がますます高まっているそうです。
(産経新聞記事・画像参考)

国語調査

例えば、く「リベンジ」を使う人の数が「雪辱」の三倍にも上るとか。「運動選手」ではなく「アスリート」。「競技場」ではなく「スタジアム」を使うなど、会話やメールの中にカタカタ英語が普通に使われるようになっているとのこと。

実際、自分自身や日々の生活、テレビ・印刷物を見渡しても、確かにそんな感じですよね。

カタカナ語の氾濫自体は、時代の流れもあり、それはそれで良いと思いますし、英語学習の面でも、それだけ親しみの有る単語が増えるわけなので、お得といえばお得です。

ただ、英語を話す日本人にとっては、発音に注意が必要なのも確か。

アスリート athleteの発音・アクセントは発音記号で表すと [ǽθliːt]なので、<エ>と<ア>の中間音で、アクセントをこの<エァ>に置いて発音する必要がありますし、θ も有りますので、できるだけ近い音で発音できることが望ましいです。θが無理でも、せめてアクセントの位置を間違えないようにしましょう。

スタジアム stadiumは発音が [stéidiəm]なので、かなり違って聞こえてしまうでしょう。英会話の中では、せめて ステイディアム>(太字にアクセント)と、カタカナで表現出来る程度に正しい発音を心がけましょう。



ダイジェスト版で「要約」内容を「消化」

本や映像の内容やスポーツの試合の内容などを短くまとめた「ダイジェスト版」という言葉はおなじみでしょう。

英語の digest って元々どんな意味なんでしょうか?

名詞の場合 発音 dáiʤest 要約(版・本) 
動詞の場合 発音 daiʤést (食べ物を)消化する/要約する

The stomach digests food.
胃は食べ物を消化します

名詞と動詞ではアクセントの位置が違うのでご注意を。
 
*「消化する」の名詞形は、digestion になります。

Brexit の正しい読み方

EU(欧州連合)からの脱退の是非をめぐって、イギリスではいよいよ国民投票が行われます。

この離脱問題、 Britain (イギリス)+ exit (離脱)と2語合わせて Brexit と言われてます。既にOxford辞典にも登録済み。

日本でも海外ニュースの引用で、このBrexit という言葉が使われるようになってきました。ただいつものように読み方(発音)が問題。

たいていの評論家・記者は、Brexit を<ブレグジット>と標記しているけど、ただしくは以下の辞書にあるように、片仮名であえて表記するなら <ブレキスィット>でしょう。

Brexit.png

exit は  [ éksɪt ] [ éɡzɪt ]とも発音されるので、人によって <ブレグズィット>ということもあるので、今ある日本語表記はこちらを元にしているのでしょうが、<ジ>と<ズィ>ではだいぶ違う。無理にカタカナを当てず、Brexit とだけ書いて、読める人だけ正しく読んでもらえばすむ話、というか、読めないなら無理に日本語の文脈に英語の用語を入れなくても良いのではないだろうか、と個人的には感じるのでした。

そもそも Bu・re・ki・si・tto でも英語として通用しませんしね。
実際にイギリス人がBrixitと言っているところを確認してもらうのが一番早いですかね。↓

「ヘイト」スピーチをひどく嫌う

最近ニュース等で「ヘイトスピーチ」についての記事をよくみかけます。

ご存じと思いますが、ヘイトスピーチ(hate speech)とは人種、国籍、宗教、性的指向、性別、障害などに基づいて個人または集団を攻撃、脅迫、侮辱する発言や言動のこと(Wikipediaより)ですね。

hate [heɪt] は名詞として「憎悪」「嫌悪」という意味で使います。hate speech のhate は名詞です。

hate は動詞としても「ひどく嫌う」というような意味で使われます。
dislike は hate ほど強い意味はもちません。会話では dislike では硬い表現になるので、no like を普通使います。

I hate him.
彼のことが大嫌いです。

I don't like him.
(私は彼が好きではありません)

hate をさらに使いこなすと、

I hate working on Sunday.
日曜日に働くのは嫌なんだよね
*〜するのが嫌い/面倒という意味での用法

I hate it when it rains while I'm driving.
車を運転してる時に雨が降るのは嫌だなあ。



"I hate to say it, but" (申し上げにくいんですが・・・)は、ビジネスなどで使える表現かもしれません。

I hate to say it, but this is a waste of money.
言いにくいんですが、これはお金のムダです。










CLOSE では閉まっていない

こんな表示をよく見かけませんか?

IMG_5953.jpg


きっと「このレジは今、閉鎖中です」ということが言いたいのでしょう。よく喫茶店やレストラン、その他お店などで「閉店中」「閉まってます」という意味でこの表示を掲げているのをよく見ます。

しかし本当の英語だと、close では、「接近した/近い」という意味にしか読めません。
その場合の発音は[kloʊs] なのでカタカナで敢えて表記するなら<クロウス>です。

「閉める」という意味の動詞だと同じスペリング close で、発音は[kloʊz] カタカナ表記<クロウズ>になります。
使い方はこんな感じです。

The door closes. (ドアが閉まります)

The door is close. とすると、意味は「ドアは近い」という意味になります。

では「ドアが閉まっている」と言いたい場合は?

The door is closed.

この場合のclosed の発音は[kloʊzd]なので、<クロウズドゥ>と覚えておいてもいいでしょう。
形容詞で「閉じた」「閉鎖した」「閉店して」という意味になります。
(be closed で「閉められる」という受動態(受け身)であると理解すると納得いくかもしれません)

ですから本当は、このマクドナルドのレジの表示はもちろん、お店が「閉店中」という意味で出す看板は、closed でないといけないわけです。

close というカタカナでもよく使われる基本単語の使い方についてのお話しでした。
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