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和製英語を外国人の視点で考えてみる

カタカナ語の氾濫が当たり前の日常になってしまっているこの国。「べつに、どうせ外来語なんだからどうでもいいんじゃない」とほとんどの日本人は特に問題意識を感じないのかもしれません。では、英語を話す外国人の目からみると、この慢性的現象はどのように映るのでしょうかか?

日本滞在歴10年以上のカナダ人の某ベテラン英語講師が、ある英語レッスンで和製英語を戒めるために、こんなことを言っていたので紹介したいと思います。

レッスンでの話題がスキーになったとき、ある生徒の人が「ゲレンデ」という言葉を使いました。日本では浸透しているこの言葉、実は英語ではなくドイツ語ですので、講師はそのことを指摘しました。
「ちなみに、日本語ではなんていうの?」と講師に問われ、生徒達は手元の電子辞書を手早く引き「スキージョウ(スキー場)です」と答える。

講師:ski は英語だから分かるけど、「ジョウ」って何?
生徒:place(場所)っていう意味です
講師:ふうん、それってナゴヤジョウ(名古屋城)とかオオサカジョウ(大阪城)の「ジョウ」と同じかなあ?
生徒:違います。同じ「ジョウ」でも漢字で書くと違うので、意味も違うんです。
講師:うーん、私は漢字読めないから分からないなあ。そしたらここ(教室のこと)は何て言う? スタディジョウ? 「study = 勉強」 だから 「ベンキョウジョウ」でいいのかな?
生徒:日本語ではそんな言い方しませんよ。
講師:そうでしょう? 日本にはたくさん<本物でない英語>が使われていますが、その言葉の母国語話者でない人が勝手に単語をつなげると、こんな風におかしな言葉になるということです。

なるほど。日本語を話す外国人が急増して、「ベンキョウジョウ」みたいな変な言葉をどんどん作られ、公共の場でも使われるようになったら大変ですね。

勝手に変なカタカナ語や和製英語を作るおかげで、外国人はみんな迷惑している例として、来日して間もない頃、彼が教える英会話レッスンで「この地域にhealth club ってどこにありますかね?」と女生徒の前で尋ねたら、はずかしそうに笑われた、というエピソードも。「health club」 は「運動器具を備えたスポーツジム」の意味ですが、日本語で「ヘルスクラブ」といったら性的サービスをする風俗店ですよね。

こういう話を聞くと、普段私たち日本人が実感としてわからない和製英語のヘンテコさが理解できます。さすがベテラン講師。説得力がありました。

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