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惜しい英語


先日ある企業の英会話レッスンで、技術者の受講者が外国人講師に仕事に関連するある単語を言って通じなかった場面をみました。

その単語とは「オシロスコープ」。なじみの無い言葉だと思いますが、オシロスコープとは、電子信号の波形を画面に映し出す装置で、電子回路などに関係する仕事に携わる人しか使うこともないでしょう。

「オシロスコープ」とカタカナそのままの読み方で何度も繰り返すそのエンジニアの人。「やっぱりわからないかなあ」とひとりでつぶやき困った様子。英会話講師は何を差しているのかさっぱり見当がつかない様子。たまたま僕はその言葉だけは知っていたので、「オスィロスコウプ」と講師に聞こえるように言ったら、「Oh, Oscilloscope! 」と反応。一応知識としてそういうものがあることは彼も知っていたようでした。

こんな具合に、お互い共通に知っている物の名称なともカタカナ読みそのままであるために通じないことがよくあります。僕は自動車会社の外国人研修生の訓練や講義の通訳をしていて、しばしばそういう場面を見てきました。

特に製造現場などで共通の知識がある者同士なら、英文法や慣用句がどうこういう以前に、単語をずばり言えばそれで通訳などを介さずともわかり合えることが往々にしてあります。文法も中学1年生程度の知識で、あとは単語さえある程度まともなら、それで通じます。

oscilloscope [əsɪ́ləskòup]の場合も、<オ・シ・ロ・ス・コープ>でなく、<オスィロスコウプ>と、カタカナで表せる程度の正確さで十分で、あとは強勢を太字のところに置いて英語らしく読むだけで通じるようになるのです。おそらくL・Rの発音は多少あいまいでも oscilloscope と紛らわしい単語もないので大丈夫だと思います。(もちろんL/Rを区別して発音できればベストですが)

ポイントは、<シ>と<スィ>の区別。<スコープ>と伸ばすのではなく<スコウプ>の二重母音<オウ>をしっかり発音することです。

既に知っているカタカナ用語をちょっとだけ正しい英語の発音に近づけて読むだけでいいのですから、コツさえつかめば簡単です。

このブログは、こういった「惜しい英語」を直すのに少しでも役立てばと思い書いています。






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