「シミュレーション」の発音をシミュレートする


simulation [símjəlèiʃn]は発音に注意。<スィミュレイシャン>

部分別に音を解析してみましょう。カタカナレベルで。
si:<シ>ではなく<スィ>
la : <レー>と伸ばすのではなく、二重母音 ei が入っているので、<レイ>

このYoutube ビデオで simulation が何度も出てきますので、音を確認してみて下さい。本当に「これでもか」というぐらい、何度も出てきます。音声もクリアです。



動詞形は、 simulate [símjəlèit]で、「〜をを擬似的に行う、作り出す」という意味。

Is it possible to simulate earth gravity in outer space?
宇宙空間で地球の重力の模擬実験は可能ですか
 (『Yahoo! Answers』より)

「アウトソーシング」に頼ってはダメ?


「○○の製造を、アウトソーシングに出す」などというように、近年ますますよく見かけるようになった「アウトソーシング」という言葉は、「外注すること」という意味で日本に定着しています。

outsourcing [aʊtsɔ́rsɪŋ]

発音に注意して下さい。末尾の cing は、<シング>でなく<
スィング>です。新聞雑誌の報道で使われるような日本式カタカナの発音に頼ってはダメです。しっかり発音記号も確認しましょう。

×アウトソーシング → ○アウトソースィング

さらにいうと、最後の -ng は本当は<グ>でなく<んぐ>という感じの発音になります。

動詞で、outsource というと、「外注する・外部に委託する」という意味です。

Apple outsources its manufacturing to a few companies in Taiwan.
(アップルは、製造を台湾にある数社に委託している)

もともと source は、「源」で、「情報源、発生源」の意味ですが、動詞として「(別の会社などから材料や製品)を仕入れる」という意味の動詞でもあります。

The company will source the material from China.
その会社は原材料を中国から仕入れる予定である。

先日も Appleの次期iPhoneに関する記事にこんな文がありました。

Sapphire glass cover will finally become a reality in time for the rumoured iPhone 7 release date in 2015 and Apple will reportedly source the material from its long-time manufacturing partner in China - Foxconn.

噂されるiPhone 7 の2015年発売のタイミングで、ついにサファイアグラスカバーは現実のものとなるでしょう。伝えられるところによるとアップルは、その素材を中国にある長年の製造パートナー - フォックスコン - から調達することになるとのことです。

International Business Times 「Apple iPhone 7 Confirmed to Get Foxconn-Made Sapphire Glass Cover on Release Date – Reports」より

「オッケー」はOKじゃないです

「OK」という言い方は日本語の中に完全に溶け込んでいます。基本的に英語の中での使い方と同じです。ただ、発音にだけ注意が必要です。

よくOKを英会話の中でも「オッケー」という人がいます。また日本語では一般的に「オーケー」と表記されることが多いですね。これって英語の発音的にはどうなんでしょうか?

英語 OK (okeyとも綴ります)の発音は[òʊkéɪ] ですので、Oは<オウ>、Kは<ケイ>となります。
× オーケー → ○ オウケイ

早口で言うときにはあまり気にならないかもしれませんが、特にゆっくり「OK」と言ったときに明らかな差が出てきます。

そもそも日本人はアルファベットの読み方自体が、カタカナ化しているんですね。

母音の音は「要するにアイウエオなんだろう?」と軽く見られがちですが、<オウ><エイ>のように母音が二つ並ぶ二重母音というのがあるのを覚えておいて下さいね。

日本語では何も考えず「オー」「エー」と表記して伸ばしているもの、じつは違っているんですね。そのままでも通じることも多いですが、こうしてカタカナで表記できるぐらいで簡単ですから今すぐ直すようにしましょう。

【例】
road [roʊd]  × ロード → ○ ロウド
coat [koʊt] × コート → ○ コウト

day [deɪ] × デー → ○ ディ
communication [kəmjùːnɪkéɪʃ(ə)n]
×コミュニケーション → ○コミュニケイション(コミュニケイシャン)


*語尾を母音で引きずらないように

「あなたの英語はカタカナ丸出し」といわれる人は、こういった点に注意するだけでだいぶ英語らしい発音に変わるはずです。

↓0:25過ぎの「OK」聞き取れますか?

手帳の「バーチカル」って?


年末が近づくと、来年の手帳をどれにしようかな、などと考えたりしますね。この季節にいつも目について気になる表記が、「バーチカル式手帳」とかで使われる「バーチカル」。

一日の予定表が垂直方向になっているので、そう呼ばれるのですが、英語では vertical。

vertical [və́ː(r)tikl]

発音記号をみると、冒頭は bじゃなくて、ver というふうにvで始まります。まず v の音が難しいと抵抗を感じる人もいるかもしれませんね。vの音は、下唇を噛むような感じで発音します。

それから、真ん中辺りの ti は、<チ>ではなくティ>。これは レモンチーとレモンティーの音の違いが分かる人なら皆区別付くはずですよね。

末尾のcal は、カル(k・a・r・u)と発音してはあまりに日本語的です。l の音をカタカナ表記するのは無理ですが、感覚としては、<l(エル) > は舌先を上の歯茎の上につけて <ク(る)ぅ>

このブログでは、(本当は発音もしっかり練習すべきではありますが)まず、いかにカタカナレベルで英語を改善するかということが優先ですので、あまり本式の発音には立ち入りません。

カタカナだと他に表記しようがないので、ここは<カル>でも良しとしても、本来なら普通に日本語の表記の範囲で以下のように表記されるべきではないでしょうか。

×バーチカル →○ ヴァーティカル、または ヴァーティク(る)ゥ

意味は形容詞で「垂直の」

僕はこの言葉をプロレス技の名称、故・ディック・マードックの「バーティカル・スープレックス(vertical suplex)で覚えました。日本では通称「ブレーンバスター」と呼ばれていますが。



vertical 自体は、そのままおなじみのの意味で使えます。

最初の手帳の話に戻ると、見開き1週間の縦型ダイアリーは、
vertical weekly planner / diary

以下のように「垂直」の付くものたいてい何でもOKです。

vertical change
垂直変化

vertical acceleration
垂直加速


末尾に-ly を付けて副詞 vertically にすると、動作などを表現するのに役立ちます。

First, cut it vertically.
まず、それを垂直に切ってください。

「挑戦する」だけがチャレンジではない

「チャレンジ」という言葉はおなじみだと思います。

英語の challenge の発音記号をよく見ると、[tʃǽlɪn(d)ʒ]となっており、<チャレンジ>という風に、最初の音節<チャ>に強勢を置いて発音すると英語らしくなります。

日本語ではよく「新しいことにチャレンジする」のように「やってみる・試してみる」程度の意味で「challenge」を使いますが、実はこういう意味では使われず、もっと挑みかかるように「挑戦する」「異議を唱える」ような意味合いで使われます。日本語の「挑戦」には「試してみる」という意味も含んでいるのだと思いますが、英語の challenge とは実は違います。


■異議を唱える
He challenged the decision in court.
彼は法廷の判決に異議を唱えた。

■能力を試す
His ability is being challenged by the task.
その課題によって彼の能力が試されている。

■勝負などを挑む
He challenged the man to a fight in a nearby park.
彼はその男に近くの公園で喧嘩を挑んだ。

He challenged the UFC champion.
彼はUFC王者に挑戦した。


では「新しい事にチャレンジする」はどうやっていうのでしょうか?

I want to try a new thing.
新しい事に挑戦したい。

そう、日本語の「挑戦」の大部分は「try」とか「attempt」で済んでしまう程度なんですね。

日本人はちょっとしたことにも チャレンジ(challenge)とか リベンジ(revenge)とか使ってしまうクセがあるようです。

*リベンジの間違いについてはこちらをどうぞ


野球用語で語彙を増やす(投手編1)

野球用語 投手編その1は「変化球①」

野球でピッチャーの投げる変化球用語は、もともとが英語から来ています。既になじみのある単語ばかりなので、もう少しだけ詳しく学んで、そのまま英会話で使えるように活性化しましょう。


■スライダー slide + r

slide [slaɪd]
(動詞)「滑るように動く」「滑るように落ちる」「(価格など)下落する」
(名詞)「(価格・量などの)下落・悪化」「滑り台」「地滑り」

Gas price slid 1% this week.
今週ガソリン価格が1パーセント下がった
*slid <スリッどぅ> はslide の過去形

slide in oil prices
原油価格の下落


■シンカー sinker = sink  +  r

sink [slaɪd]  
(動詞)「沈む・沈める」
(名詞)台所の流し
*発音注意:<シンク>でなく<スィンク>

動詞の活用は、sink - sank - sunk
The ferry sank in April.
そのフェリーは4月に沈んだ。

sinking ship
沈みかけた船


シームの謎

「シームレスに連動」「ツーシーム(野球の投手のボールの握り方)」など、時々耳にする「シーム」という言葉。

英語では seam [siːm] で、発音は<スィーム>が正解。「〜らしい」という意味の動詞 seem と同じ発音です。

名詞で「縫い目、とじ目、つなぎ目」という意味。

seamless (×シームレス ○スィームレス)は形容詞で 「途切れない」「縫い目のない」という意味。

野球の two seam は、ボールの縫い目の日本ともに指をかけて投げるからツースィーム。

ツースィーム速球の投げ方を説明しているこのビデオで発音を確認してみましょう。





外国人訛りから気づく発音の大切さ


どうもネイティブスピーカーの英会話レッスンをみていると、発音の矯正について一種のあきらめがあるように思えます。

普通、明らかな言い間違えや、コミュニケーションに支障を来すような間違いについてはさすがに矯正します。ただ、時間の制約があって、言ってもきりがないと思うと、簡単に「OK」を出して先へ進んでしまいます。

とりわけわれわれ日本人大多数が間違える音、別の言い方をするなら「日本人特有の英語の発音のクセ」に関しては、「まあ、日本人だからしかたないか」という一種のあきらめ感が彼らにあるのだと思えるのです。

see と she の違いや th、f、vの音などがそうです。

英語を母国語とする人の気持ちはわからないかもしれませんが、日本語を話す外国人の例を挙げると、わかりやすいかもしれません。

一例として、韓国人は日本語の「つ」の音と「さじずぜぞ」の発音が苦手です。韓国人には日本語が堪能な方が多いのですが、長く日本に住んでいる人以外は、どうしてもこれらの発音が上手くできないようです。

たとえば、「お疲れ様です」が「おちゅかれさまです」になったり、「全然」が「じぇんじぇん」になったりします。それこそ「発音」が「はちゅおん」になってしまうわけです。

この手の発音の間違いで誤解が起きたりすることはないかもしれません。でも日本語がきちんと聞き取れ理解できる人からすると、ちょっと変な風に聞こえてしまうことは確かです。特に「つ」が「ちゅ」になると、まるで赤ちゃん言葉なので、申し訳ないですけど、格好悪いですね。

これは韓国語に存在しない音だからある種仕方のないことです。逆に日本人が韓国語を話す場合は、きっとおかしな発音をしでかしていることでしょう。

さて話を英語に戻しましょう。

I think を I shink と言ったり、I see.(なるほど)を I she と言っても、日本人に慣れた人なら「あっ、これは日本人の癖だな」と理解してくれるでしょう。特に英会話教室の中では。machine (機械・マシーン)を<マスィーン>と発音しても、時間に余裕がないと、そのまま通り過ぎてしまうことでしょう。

しかし、中には発音が違うと意味ががらりと変わってしまう単語もあります。

see (見る)/ sea (海)と she (彼女)
sheet(紙など「シート」)と seat (席)
sit (座る)とshit (う○こ) 

ほんの一例ですが、これらの間違いでも、日本国内の英会話教室の中では通用してしまうのです。ネイティブスピーカーは半ばあきらめて受け入れてしまっているのです。韓国人の日本語の発音のように。

英会話教室や会社の語学研修の中で通用したからといって、そのままでいいわけではないのですが、発音に問題のある人に限って発音に無関心で問題に気づかないことが多いです。

日本人同士の英語サークルなどに参加している人だと、周りが日本人ばかりなので、なおさら発音の間違いに気づかないでしょう。

大人になってからネイティブスピーカーと同じ発音を身につけるのは困難です。でも英語を第2言語として話すものとして相手に通じる発音を身につけることは誰でもできます。ドイツ人はドイツ語なまりの英語を話して当然ですし、シンガポール人はシンガポール訛りの英語でテレビ放送や国会までやっています。日本人はJapanese accent (日本人訛り)の英語で結構だと思います。

ただ・・・「シットとスィット」の違いのようなカタカナで表せる程度の間違いは根絶しましょう。

このブログが少しでもそのお役に立てれば幸いです。
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