俺って「刺激的」? - 受動と能動の間違い

英会話教室でよくみかける「受動態」「能動態」の間違いの例

<エキサイト>
 「私は興奮している」というつもりで「I am exciting. 」というと間違い。excite というのは、「興奮させる」という能動的意味を持っています。exciting だと「刺激的な」、「わくわくさせる」という意味です。

 それでは、自分が興奮しているのをどう言ったらいいのでしょうか。それには受動態を使えばいいのです。受動態とはいわゆる「受け身」のことで、人や物が作用や動作を受けることです。「be動詞+動詞の過去分詞」で、「~される」という受け身の状態を作ることができます。さきほどの「私は興奮している」だったら、excite に-ed を付けて「I am excited.」と言えばいいのです。

大切な「受動態(受け身)」

5.受動態(受け身)

カタカナ語を使える英語に変換する際には、受動態(〜される)と能動態(〜をする)の見極めと使いこなしが必要です。

例えば、make (作る)という動詞は以下のように変化します。

現在形  過去形  過去分詞
make   made   made

過去分詞というのは、完了・受け身を表すための変化形です。
「be 動詞+過去分詞」で受動態になります。

This company makes many kinds of products.   <能動態>
(この会社は多くの種類の製品を作っています)
Many kinds of products are made by this company. <受動態>
(このモデルは、台湾で作られている)

 製品などの製造地を表す「メイド・イン・ジャパン」などのmade も「~が○○で作られた」という受け身を表す受動態にするため、make(作る)という動詞が過去分詞madeになって表されているものです。


鶏の唐揚げ・フライドチキンという言葉を解剖してみましょう。fry (フライ)というのは、「油で揚げる・炒める」という意味の動詞です。揚げるのか炒めるのかはっきり区別するため、揚げることを「deep-fry」ということもあります。

チキン(鶏肉)は、調理され揚げられる対象ですので、fryを過去分詞の fried に変化させます。 ちなみに -edを付ける際、動詞の末尾がyの時は、yをiに変えてから-ed を付けるというのは中学校で習いましたよね。

さて、この原理を頭にいれて、例えばスーパーマーケットになんかに行くと、間違った英語(カタカナ語)がたくさん見つかることと思います。

<スモークサーモン>
サーモンはスモークされる対象なので、smoke (燻す・燻製にする)を、smoked (いぶした・燻製にした)にしないといけません。ついでに言うと、発音は、[smóukt sǽmən]なので<スモークド>ではなく<スモウクト・サモン>となります。

<ボイルイカ>
これもイカはボイルされる対象なので boil(ゆでる)を、boiled (ゆでられた)にする必要があります。まあ、イカだけ日本語のままっていうのも変ですから英語にしたほうがいいでしょう。イカはsquid なので、boiled squid <ボイルド・スクウィッド>になります。

形容詞と副詞の区別

4.形容詞と副詞の区別

形容詞は、名詞を修飾する役割があります。副詞は、名詞は修飾せず、動詞、形容詞、副詞を修飾します。

 形容詞の末尾に-ly を付けると副詞になります。

【例】
[形] clear (クリア・はっきりした) → [副] clearly(クリアリー・はっきりと)

[形] clear goal (はっきりした目標)
[副] I can see it clearly now. (今、それがはっきり見えます)

[形] easy(イージー・簡単)→ [副] easily(イージリー・簡単に)
   [íːzi]          [íːz(ə)li]
[形] It is an easy job. (それは簡単な仕事だ)
[副] I can do it easily. (私はそれは簡単にすることができる)

動詞を作る接尾辞

3.動詞をつくる接尾辞



-ize

たとえばアメリカン(American)は「アメリカの」「アメリカ的な」という形容詞。これをアメリカナイズ(Americanize)のように末尾に -ize をつけると、「アメリカ化する」という動詞に変わります。

ビジュアル(visual)は形容詞として「視覚の」とか「目で見る」という意味。これに-izeが付くと、visualizeで、「目に見えるようになる」「思い浮かべる・心に描く」

memory(メモリー・記憶)→ memorize(メモライズ・記憶する)
real(リアル・本物の、現実の、実在する)→ realize(リアライズ・実現する、認識する)
maximum(マキシマム・最大、最高)→ maximize*(マキシマイズ・ 最大にする)
*正しい発音は、マキスィマイズ[mǽksəmàiz]
hospital(ホスピタル・病院)→ hospitalize(ホスピタライズ・ 入院させる)
novel(ノベル。小説)→ novelize(ノベライズ・小説化)


-ate
active(アクティブ・活動的な、<機械等>稼働中の)→ activate(アクティベート・<機械等>起動させる、作動する)
décor(デコ*・装飾) → decorate(飾る)
regular(レギュラー・規則的な) →regulate(レギュレイト・規制/統制する)
*正しい発音は、ディコァ[deikɔ́ːr]。

-en
hard(ハード・固い)→ harden(ハードン・固くする)
soft(ソフト・柔らかい)→ soften(ソフン・柔らかくする)*tは発音しない
dark(ダーク・暗い)→ darken(ダークン・暗くなる/する)
short(ショート・短い)→ shorten(ショートン・短くする、縮める)

-ify fy
clear (クリア・明確な) → clarify(クラリファイ・明確にする)
pure(ピュア・純粋な)→ purify(ピュァリファイ・浄化する・清める)
intense(インテンス・強烈な、激しい)→ intensify(インテンスィファイ・激しくする・強くなる)
simple(シンプル・単純/簡素な)→ simplify(スィンプリファイ単純/簡素化する)
beautiful(ビューティフル・美しい)→ beautify(美化する)

形容詞を作る接尾辞

2.形容詞を作る接尾辞


-able, -ible
「able」は「be able to 動詞原型」で、「~できる」という意味になる形容詞です。
それが動詞や名詞の末尾に付くと、「…され得る」「…に適した」「…の性質をもった」という意味の形容詞になるのです。 

wash(ウォッシュ・洗う)→ washable (ウォッシャブル・洗うことができる)
dispose(ディスポーズ・捨てる)→ disposable(ディスポーザブル・使い捨ての)
eat(イート・食べる)→ eatable (イータブル・食用の、食べられる)
drink(ドリンク・飲む)→ drinkable(ドリンカブル・飲用に適した)

-al
person(パーソン・人、個人)→ personal(パーソナル・個人的な、私的な)
commerce(コマース・商業)→ commercial(コマーシャル・商売用の)
essence(エッセンス・本質、根本)→ essential(エッセンシャル・必要不可欠な、本質的な)
spirit (スピリット・精神、霊)→ spiritual(スピリチュアル・精神の、霊的な)


-ful
beauty(美しさ)→beautiful(美しい)
success (成功)→ successful(成功した)
wonder(ワンダー・驚くべきこと)→ wonderful(ワンダフル・すばらしい・驚嘆すべき)

-ic
academy(アカデミー・学校、学会) → academic(アカデミック・学校の、純粋学問の)
energy(エナジー・ →活力)→ energetic(エナジェティック・精力/活動的な)
athlete(アスリート・運動選手)→ athletic(アスレティック・運動選手/競技の)

-ive
create(クリエイト・創造する) → creative(クリエイティブ・創造的な)
imagine(イマジン・想像する) → imaginative(イマジナティブ・想像力に富む)
offence(オフェンス・攻撃・感情を害すること)→ offensive(オフェンスィブ・攻撃的な、感情を害するような)

-less
-lessという接尾辞は「~が無い」という意味の形容詞を作る。
wire(ワイヤ・送電/信号用の線)→ wireless(ワイヤレス・無線接続の)
hope(ホープ・希望) → hopeless(ホープレス・絶望的な)
end(エンド・終わり) → endless(終わりの無い)
use(ユース・利用、使い道) → useless(ユースレス・無駄な、使い物にならない)

-ous
adventure(アドベンチャー・冒険)→ adventurous(冒険心のある)
nerve(ナーブ・神経) → nervous(ナーバス・神経質な)
fame(フェイム・名声、高名) → famous(フェイマス・有名な)
mystery(ミステリー・神秘、謎) → mysterious(ミステリアス・神秘の、謎めいた)
luxury(ラグジュリー・贅沢品・贅沢) → luxurious(ラグジュリアス・贅沢な)


-ish
chilled(チャイルド・子供) → childish(チャイルディッシ・子供っぽい)
England(イングランド) →English(イングリッシュ・英語、イングランドの)
self(セルフ・自己、自分自身)→ selfish(セルフィッシュ・自己中心的な)
fool(フール・ばか者、まぬけ)→ foolish(フーリッシュ・愚かな、バカな)

-y
sleep(スリープ・睡眠)→ sleepy(スリーピー・眠たい)
risk(リスク・危険性、)→ risky(リスキー・危険な)
bone(ボーン・骨)→ bony*(ボーニー・骨張った、骨の多い)
*[bóun] [bóuni]

-ly
man(マン・男)→ manly(マンリー・男らしい)
father(ファザー父親)→ fatherly(父親らしい)
month(マンス・月)→ monthly(マンスリー・ひと月の、月ぎめの)


-ate
fortune(フォーチュン・富・運)→ fortunate(フォーチュネット・幸運な)

*以上はカタカナ語に関連する接尾辞の例です。
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